気持ちが「ゆるっと」なる本を読みました。
著者は、精神科医の藤野智哉先生。
自分を大切にしようと思える、ステキな言葉がいっぱい詰まっていましたよ。
「誰かのため」の人生ではなく「自分のため」の人生を
ご紹介する本は、『「誰かのため」に生きすぎない』です。
- タイトル:「誰かのため」に生きすぎない
- 著者:藤野智哉
- 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日:2023/5/26
P10,はじめにより
この本は、仕事でも家庭でもついがんばりすぎてしまう人、人間関係で「誰か」の決めた価値観やルールに合わせすぎたり、振り回されてしまいがちな人のために書きました。
=「誰かのため」に生きすぎない=
疲れがたまっているのに無理をして体の調子を崩したり、気づいたら心の病になっていた…。
そんなことになると、生きることそのものがつらくなってしまいますし、人生台無しです。
私自身が生きることがつらくなった経験があるので、藤野先生の言葉が優しく沁み渡ってきました。
生き方そのものを考え直してみるよ
藤野先生の言葉は、どれも心に響いてきます。
この本にも、「生き方そのものを考え直してもいいんじゃないかな~」と思えた言葉がたくさんありました。
その中の一文
「明日から本気出す」って思い続けている間に人生が終わる。
それもまた、いい人生じゃないですか?
こんな問いかけがありました。
「明日から本気出す」なんて言っていたら、「今、本気出せ」と叱らてしまうのがオチ。
それを、別にそんな人生にしなくても…と言ってくれているようです。
本気をとっておくよさは「余裕」が生まれることです。余裕があれば何かあったときにあせらないですからね。
普段からフルパワーだと、何か不足の事態が起きたときに、もういっぱいいっぱいになって対応しきれません。
私のことを少し書きますね。
子どもの頃、私は家の中が戦場のように感じていました。
追い立てられるように暮らしていたから。
例えば、食事の時間。
おいしく味わって食べればいいじゃないですか~?
時折、おしゃべりなんかして…。
でもね、我が家では、おしゃべりをしようものなら鬱陶しがられたし、かといって黙々と食べていると不服そう…。
空気がピリピリしていました。
それにね、ごはんのおかわりやお茶を注いだり、それらの役割を「女だからという理由」で私がしなきゃいけなかったの。
気づくのが遅いと「気が利かない」と叱られたので、いつも家族の様子を見ながら、いつでも対応できるよう気を張って食事をしていました。
ちっとも、味なんてわからなかったです。
そんな家庭でしたから、いつも気が抜けませんでした。
寛ぐはずの家で!
子どもの頃から、生きることにフルパワーを求められてきたので、いつだって余裕がありませんでした。
そんな調子で生きていたので、社会人になってもフルパワーで生きるのが当たり前でした。
その挙げ句、ダウンしました。
生き方はいつだって変えられる?
私は27歳でダウンして、ごまかしごまかし生きていました。
そして、31歳の時に「抑うつ状態」と診断されました。
それ以降は、グダグダ生きています。
「こんな自分が生きていていいのかな?」と思いながら…。
41歳の時にアルバイトで働くようになったけれど、くったくた。
働くのがいっぱいいっぱいで、休日は夕方まで眠りこけていました。
なんのために生きているのかが、わからなくなっていましたよ。
50歳の今、生き方を変えようとしています。
なかなか思うようにはいかなくて、焦りが募りますが…。
でも、もう今までのような生き方はしたくないと思っています。
余裕をもって、ゆるっと生きていきたいな~。
わたしは、わたしの幸せを追うよ
藤野智哉先生の本『「誰かのため」に生きすぎない』を読んで、《誰かに誇れるような人生にしなくてもいい》と思えましたよ。
毎日の暮らしの中で、幸せと感じる瞬間を大切にする生き方ができたらいいな~って。
「どうしたらいいか?」と模索中。
まぁ、なんとかなると思って、今できることを積み重ねていくよ~ ( ⸝⸝⸝ ᐢ ᵕ ᐢ ⸝⸝⸝ )
もし、あなたが「生きるのがしんどい」「幸せを感じられない」と思われていましたら、この本もオススメです。
✿ご紹介した本✿
「誰かのため」に生きすぎない
精神科医・藤野智哉(著)
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